区議会に請願を出しました
6月27日、中央区議会に請願「浜町公園の樹木の扱いおよび周知に関する陳情」を出しました。 趣旨は、「著名な震災復興公園である浜町公園の樹木は、樹齢100年を超えるものを含め、貴重なものであり、浜町の環境を守り、防災にも貢献するものです。...
折下吉延氏設計の関東大震災復興大公園、歴史ある浜町公園を守るため
2022年秋「浜町公園に日本橋中学校の仮校舎が建てられる」と耳にしました。
樹木は大丈夫だろうか?公園の設計思想は守られるだろうか?
そんな不安が駆け巡りました。
1929年開園の震災復興公園の樹木は、第二次大戦の戦災を受けていたとしても、樹齢約100年です。
私たちはこの稀有な大木を愛し、歴史に浸り、日々癒されています。
しかし、公園を管理する中央区は
公園の南東の一角から、樹木を全て取り除き、どこかに移植し
そこを更地にして、中学校のプレハブ仮校舎をつくると決めました
樹木のない公園が想像できますか?
100年の大木の根を切り、枝を伐り
どこか遠くの苗圃に運に運ぶため丈も詰める、それが移植です
あれほどの樹冠をもつケヤキ、イチョウ、中央区のどこにあるのですか?
元の緑量に戻るのに、何十年かかるのでしょうか
仮校舎は他所で調達するよう要望し
大木が亭々と並ぶこの公園を未来に手渡しできるよう、守る会をつくりました
下の写真は、1929年開園当時の浜町公園です。(『大東京写真帖』1930)
同じく折下先生設計の神宮外苑と共通する、
左右対称の配置、視線が開ける構成、モダンなデザインに彩られています。
むしろ近代化遺産であるこの風景を継承すべきではないですか。